平成30年どんど焼き
体験する伝統行事
言葉としては知っている「どんど焼き」
実際に体験したことのある人はどの位いるでしょうか。
火が大きくなり、煙が出るこの行事は、
市販の正月飾りにプラスチックが使用されている事もあり、近年更に開催が難しい行事となりました。
それでも「お正月にお迎えした歳神さまを、お見送りする」という意味あるお正月の伝統行事を、
皆さんと一緒に「知っている」から「体験したことがある伝統行事」にしたいと、
検討を重ね、分別などの対応を強化し、地域消防団さんのご協力を得て、昨年から開催しています。
それでは神社境内で行う小さな「どんど焼き」の様子をご紹介します。
どんど焼きが「きっかけ」となったしめ飾り。
「自分の家のしめ飾りを作る」で紹介した、藁細工と当神社のご縁も、きっかけはこのどんど焼き。
「今年のお正月」で紹介したしめ飾りが、制作者である荒川さんや日本民家園のメンバーによって取り外されました。
こちらもどんど焼きにくべることに。
消防団による散水
安全の為、消防団さんによって、木々や周辺に散水されます。
古札焼納祭
お祓いをし祝詞を奏上します。
どんど焼きにお集まりの方も自然と参列する心構えで、境内は厳粛な雰囲気に。
明神神楽会による縁起の良い寿獅子舞が奉納されました。
二人立ちの獅子の中身は、高校生2人。元気の良い獅子舞に拍手喝采でした。
火起こし
「舞ぎり法」と呼ばれる火起こし器を用いて火を起こします。皆さん興味津々。
無事着火しました。大きな火と竹の爆ぜる音に驚きの声が上がります。この竹の音は「災い除け」と言われています。
さて火がちょっと落ち着いたころに団子の配布。団子を炙る様子、皆さん楽しそうです。
受付や団子配布などを手伝いに、星川1丁目自治会から助っ人に来てくださいました。
神社だけで行うのではなく、氏子さんの協力があることで行事としての意味合いがぐっと深まったように感じます。
お正月が終わった実感を得る
神社で奉仕する私たちも、「お正月から日常に戻る」という気持ちの区切りがつく行事となりました。
ただ想定以上のご参集があり、開始前に駐車場が満車になってしまい「間に合わなかった」という方もいらっしゃいました。
来年は有料駐車場の使用の案内を含め、しっかりと準備をして開催したいと思います。
浄らかな火の為に
この行事を神社で開催するにあたり、まず古いお神札や注連飾りやお正月飾りを受け付ける専用窓口を設けました。
「受け付けるもの」 ・お神札 ・お守り ・破魔矢 ・熊手 ・しめ縄 ・正月飾り(鏡餅は除く)
またルールとして ①袋、包装紙は持ち帰る ②パッケージは外す としました。
有人対応をし「これは受け取れません」「この袋は持ち帰って下さい」と声を掛け、作業をし、分別を行いました。
平成29年からこのようにしておりますので、今後もどうぞご理解の程をお願い致します。
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